スタサプ
ベーシックレベル地学
「地学」を学ぶすべての人へ。科学としての地学の基本を学びましょう。
講座の全体
動画の平均時間
テキストのページ数
千里の道も一歩から
地学で学ぶ内容を22講,98項目に分け,各項目に講義動画と演習問題の解説動画を原則として1本ずつ用意しました(一部,講義動画が2~3本あります)。講義と演習問題を通して,着実に学びを積み重ねることができます。
1項目の学習時間は授業1限分
1本の動画の平均時間は約12分で,最長でも約19分。講義と演習問題を合わせた1項目分の動画が基本的に30分以内です。自分で演習問題を解く時間と合わせて授業1限分と考えると,学習が進めやすいでしょう。
「地学」学習者必携のテキスト
グラフや観測結果などの図版を豊富に掲載したテキストは,なんと624ページ(解答編除く)。「地学」の教材はほとんど市販されていないため,すべての「地学」学習者の方におすすめできる一冊になるよう心掛けました。
共通テストから2次試験まで
「ベーシックレベル」ということで知識は重要なものに絞りましたが,考え方や基礎理論はしっかりと扱っています。演習問題には図表の読み取りや計算を行うものを多く掲載しており,すべてのレベルの受験生におすすめです。
目次
第1講 地震波と地球の内部構造
PART 1 近地地震の走時曲線
PART 2 アイソスタシー
PART 3 遠地地震の走時曲線
PART 4 地球内部を構成する物質
第2講 重力
PART 1 重力
PART 2 ジオイドと地球楕円体
PART 3 重力補正
PART 4 重力異常と地下構造
第3講 熱
PART 1 地殻熱流量
PART 2 地球内部の熱源
第4講 地磁気
PART 1 地磁気の三要素
PART 2 地磁気の分布
PART 3 地磁気の変化
第5講 プレートテクトニクス
PART 1 プレート境界と大地形
PART 2 プレートテクトニクスの成立
PART 3 プレートとマントルの動き
第6講 地震
PART 1 震源の分布
PART 2 震源の決定
PART 3 発震機構
第7講 火山
PART 1 造岩鉱物の性質
PART 2 マグマの発生
PART 3 マグマの性質の変化
PART 4 偏光顕微鏡による鉱物の観察
第8講 造山運動
PART 1 地殻変動の測定
PART 2 地殻変動と地形
PART 3 地殻変動と大陸地殻の形成
PART 4 付加体の形成と構造侵食
PART 5 変成作用と変成岩
PART 6 変成条件の推定
第9講 地表の変化
PART 1 風化作用
PART 2 さまざまな地形と堆積物
第10講 地質調査と地質図
PART 1 走向と傾斜
PART 2 ルートマップ
PART 3 地質断面図と地質柱状図
PART 4 地質図
第11講 地球の歴史
PART 1 放射性年代
PART 2 全球凍結
PART 3 顕生代の特徴的な環境変動
PART 4 新生代の環境変動
PART 5 ミランコビッチサイクル
第12講 地球表層の熱収支
PART 1 シュテファン・ボルツマンの法則
PART 2 ウィーンの変位則
PART 3 地球の全球熱収支と温室効果
PART 4 地球の放射平衡温度
第13講 大気の構造
PART 1 大気の組成
PART 2 断熱変化と大気の安定性
PART 3 雲と降水
PART 4 フェーン現象
第14講 大気の運動
PART 1 地上天気図と等圧面天気図
PART 2 空気塊にはたらく力
PART 3 地衡風
PART 4 傾度風と地上風
PART 5 局地風
PART 6 季節風
PART 7 熱帯低気圧と台風
PART 8 偏西風波動と温帯低気圧
PART 9 高気圧
第15講 海洋
PART 1 海流
PART 2 熱塩循環と海水の鉛直構造
PART 3 波
PART 4 潮汐
第16講 大気・海洋の変動
PART 1 対流圏と成層圏の変動
PART 2 大気による物質輸送
PART 3 都市とその周辺の大気
PART 4 物質循環
第17講 日本列島の今・昔
PART 1 現在の日本近海の海洋環境
PART 2 現在の日本列島の気象
PART 3 日本列島の地質
PART 4 新生代の日本列島
第18講 惑星の運動と見え方
PART 1 地球の自転と公転
PART 2 ケプラーの法則
PART 3 天球と太陽の動き
PART 4 時刻と暦
PART 5 惑星の視運動
第19講 太陽系の天体
PART 1 太陽の構造
PART 2 太陽の表層
PART 3 太陽活動の地球への影響
PART 4 太陽系の惑星
PART 5 太陽系のさまざまな天体
第20講 恒星
PART 1 天体の等級
PART 2 恒星のスペクトル型
PART 3 HR図
PART 4 主系列星の質量と寿命
PART 5 太陽質量の恒星の一生
PART 6 さまざまな恒星の一生
PART 7 星団
PART 8 連星
第21講 銀河と宇宙
PART 1 銀河系の構造
PART 2 銀河系の天体の運動
PART 3 さまざまな銀河
PART 4 宇宙の距離はしご
PART 5 宇宙の階層構造
PART 6 ハッブル・ルメートルの法則
PART 7 宇宙の誕生と進化
第22講 地学のための基礎知識
PART 1 地学のための数学
PART 2 地学のための物理
PART 3 地学のための化学
PART 4 地学のための地理
学校の進度,教科書の掲載順や自分の興味に合わせて,好きな項目から順に学習してかまいません。ただし,関連項目の学習を前提とすることもあるため,基本的には第1講から順に学習するとよいでしょう。また,第22講は,必要だと感じたときに学習してください。
なお,この講座は「地学基礎」の学習を一通り終えている方を対象とした講座です。「地学基礎」と重複する部分については掲載していないため,未習の方は「ベーシックレベル地学基礎」の学習を終えてからこの講座を学習してください。
おすすめの学習法
1. 講義動画を見る
講義動画の視聴前の予習は不要です。
テキスト本文には2択の問題になっている部分があり,まとめには空欄があります。印刷したテキストやタブレットが手元にあれば,動画を視聴しながら記入していくとよいでしょう。
2. 演習問題を解く
テキストの演習問題を自分で解いてみましょう。必要であれば講義部分のテキストや動画を参考にしてもかまいません。問題によってはやや高度な物理や数学の力を必要とするので,解けないものは一旦空欄にしておいてもよいでしょう。
3. 演習問題の解説動画を見る
自分の解いた結果と照らし合わせながら,演習問題の解説動画を視聴しましょう。自分で解けなかったところや,考え方の違ったところはしっかりと復習しましょう。数学の計算で苦労する部分については,第22講や数学の講座を参考にするのもよいでしょう。
4. 確認テストを解く
確認テストは,講義の内容を理解し,重要なことがらを覚えられているかどうかを確認するためのテストです。できなかったところは,該当するテキストや動画を見直してからもう一度解いてみましょう。
「ベーシックレベル地学」は演習問題がやや難しく,解答に時間がかかるような作りになっています。そのため,予習なしに演習問題の解説動画を見ただけだと,あまり理解ができず,力がつかないと考えられます。自力で解き切れなくてもかまいませんので,必ず 2. を行ってから 3. に進むようにしましょう。